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【イベント情報】特別講演+ワークショップ体験「ライターズ・ワークショップ:創造と学びを深める対話の方法」(Richard Gabriel + Joseph Yoder + 井庭 崇)
YURAKUCHO/EVENT
2017.09.19
【イベント情報】特別講演+ワークショップ体験「ライターズ・ワークショップ:創造と学びを深める対話の方法」(Richard Gabriel + Joseph Yoder + 井庭 崇)

特別講演+ワークショップ体験「ライターズ・ワークショップ:創造と学びを深める対話の方法」(Richard Gabriel + Joseph Yoder + 井庭 崇)

日時:9月29日(金)19:00-21:30 (18:30開場)

場所:LEAGUE有楽町(東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館ビル6階)

定員:40名程度

参加費:3000円(学生1500円)

参加申込:contact [at] ml.creativeshift.co.jp へ以下の情報をお知らせください( [at] を@に変えて送信ください)。
 ・氏名
 ・所属(社名・部署名、学校名・学年等)
 ・一般/学生の別

プログラム(予定):
● Richard Gabriel氏 講演「ライターズ・ワークショップとは何か?」(What is Writers’ Workshop?) *逐次翻訳あり
● Joseph Yoder氏 講演「パターン・ランゲージの学会におけるライターズ・ワークショップ」(Writers’ Workshops in the Pattern Language conferences) *逐次翻訳あり
● ライターズ・ワークショップ体験(ファシリテーション:Richard Gabriel + Joseph Yoder + 井庭 崇)*日本語で行うテーブルと英語で行うテーブルのお好きな方をお選びいただけます。

内容:
パターン・ランゲージの分野では、パターンが作成されると、それをよりよく洗練させるための話し合いの場がもたれます。それが「ライターズ・ワークショップ」(writers’ workshop)です。そこでは、批判的なコメントではなく、よりよくするための建設的で具体的な改善案について話し合います。

このワークショップがユニークなのは、そのパターンを書いた著者は発言せず(発言しないというルールになっています)、他の人たちが話し合っているのを「聴く」役に徹するという点です。そうすることで、文章として表現されたものが、他の人にどのように理解され解釈されるのかを、目の当たりにし、それが気づきや学びにつながるのです。

このライターズ・ワークショップで得られる体験は、なかなか珍しく新鮮なものです。実際に体験してみると、自分が書いたもの・つくったものに対して、日ごろ自分たちがいかに解説や言い訳をしているかということに気づきます。そして、自分が書いた・つくったものについて他の人が語る話を聴くことが、いかに発見と学びに満ちているかということを感じることもできます。

このようなライターズ・ワークショップは、パターン・ランゲージの国際学会で中心的な活動として、20年以上にわたって実施されてきました。実はライターズ・ワークショップは、もともとは詩人や小説家の卵たちがお互いの作品について話し合い、上達するための方法として長い歴史をもつ方法です。それを、ソフトウェア・エンジニアであり詩人でもあるリチャード・ガブリエル氏が、パターン・ランゲージの世界に取り入れたのです。

今回の特別講演+ワークショップ体験は、リチャード・ガブリエル氏とジョー・ヨーダー氏を海外からお呼びして企画した貴重な機会です。ぜひリチャード・ガブリエル氏本人の解説とともに、ライターズ・ワークショップの体験をしていただければと思います。パターン・ランゲージに興味があるという方はもちろん、教育・学び、対話、創造活動に興味がある方もぜひお越しください。

なお、ライターズ・ワークショップ体験のときに、各テーブルで話し合いの素材にするパターンも募集します。ライターズ・ワークショップにかけてみたいという自作のパターンがありましたら、contact [at] ml.creativeshift.co.jpまでご連絡ください(日本語のものでも英語のものでも構いません)。

リチャード・ガブリエル(Richard P. Gabriel)
ソフトウェア・エンジニア、詩人。Lispプログラミングのエキスパート。博士(コンピュータ・サイエンス)。クリエイティブ・ライティング(詩学)の美術学修士号も取得している。Dream Songs, Inc. および IBM Research。著書に『Lispシステムの評価・活用法』、『Patterns of Software: Tales from the Software Community』、『Writers’ Workshops & the Work of Making Things: Patterns, Poetry』、『Innovation Happens Elsewhere: Open Source as Business Strategy』、および詩集『Drive On』。


ジョー・ヨーダ(Joseph Yoder)
アメリカのソフトウェア・エンジニア。ソフトウェア分野でのパターン・ランゲージの普及・推進に取り組み、PLoP(Pattern Language of Programs)カンファレンスの開催をしている組織 The Hillside Groupの代表。The Refactory, Inc.。アジャイル・ソフトウェア開発についてのコンサルティングや講演で世界を飛び回っている。


井庭 崇(Takashi Iba)
慶應義塾大学総合政策学部 准教授。博士(政策・メディア)。専門は、パターン・ランゲージ、システム理論、創造技法。日常的な創造活動のパターン・ランゲージを数多く作成している。編著書・共著書に『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』、『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』、『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』、『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』、『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』、『プロジェクト・デザイン・パターン:企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32』など。2012年にNHK Eテレ「スーパープレゼンテーション」で「アイデアの伝え方」の解説を担当。