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【レポート】LABO@LEAGUE第4期『学校づくり』ラボ 第1回
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2018.11.06
LABO @LEAGUE第4期『学校づくり』ラボ第1回の開催レポートです。

2018年10月24日(水)、LABO@LEAGUE第4期『学校づくり』ラボ第1回を開催しました!
連続講座の初回は、「イエナプランスクール設立の背景と構想」について、中川綾さん(一般財団法人佐久穂町イエナプランスクール設立準備財団 代表理事/株式会社アソビジ 代表取締役)にゲストとしてご登壇いただきました。

長野県佐久穂町に設立中の学校法人茂来学園イエナプランスクール大日向小学校。
設立までの経緯について、オランダ発祥のイエナプラン教育を日本に広めているリヒテルズ直子さんのお手伝いを15年前にしたことが始まりだったというお話からスタート。

イエナプラン教育とは、メソッドではなくコンセプトであることから、大事にしているコアクオリティ、20の原則、8つのコンセプト、4つの学びのサイクルなどのご紹介があり、参加者も興味津々でした。
また、学校が社会の練習の場というのはよく耳にしますが、イエナプランスクールでは学校の中が理想な 共同体になっていれば理想的な関係性や社会をつくろうとする人が育つという視点から、自分の学びに責任をもつことと誰かと共に学んでいくことを大切にしたいこととして掲げているというお話もいただきました。

広く良いものをどんどん学んで変化していけることがイエナプラン教育の好きなところだと語る中川綾さん。
大学時代から学校をつくりたいという思いがあったけれど、学び方に対して選択肢がないことへのもどかしさもあったそうです。
教育に携わるお仕事の経歴から、イエナプラン教育を知れば知るほど魅力を感じていき、今回モデル校としての設立に至ったそうです

設立中・開校前の苦労も多々あるようで、リアルで貴重なストーリーを聞くこともできました。
苦労の一方で、地元の人たちとのやりとりから、学校ができることを受け入れてくれていることを感じ、進めることができているという喜ばしい実感もあるとのこと。
現在は長野や東京を中心に説明会を実施しており、人をどう集めるかということについて参加者とともに議論を行いました。

グループワークでは、集客の視点だけでなく、親の就業支援など、幅広い意見が共有されました。

「誰もが豊かにそして幸せに生きることのできる世界をつくる」ことが目的だと掲げる中川綾さん。
佐久穂町という1万人の町で社会課題も抱える場所だからこそ、ここでやることが日本の社会に役にたつのではと確信されています。
本質的なもの、目の前で起こること、自然を知ることを子供たちに伝えていきたいと素敵な笑顔でお話いただきました。

中川綾さん、ありがとうございました!