2018年8月1日(水)、体験ギフトの火付け役、(株)ソウ・エクスペリエンスの西村琢さんをお招きし、LABO@LEAGUE第3期『プロジェクトデザイン』ラボ(以下、PDラボ) 第2回を開催しました。
まずは前回の宿題から。PDPを用いたレーダー・チャートをグループのメンバーで共有。あわせて、それぞれ今どんな企画に取り組んでいるのか、自己紹介し合いました。
PDPで読み解く準備体操を終えたところで、西村さんをお迎え。
西村さんはいち早く贈り物として「体験」の価値に目を付け、体験ギフトを制作・販売する(株)ソウ・エクスペリエンスを創業、ネット上での販売はもちろん、大手百貨店、雑貨店でも商品が販売されています。
学生時代に「自分は〇〇がやりたい!」と思って起業するタイプではない、と感じたという西村さん、当時は古本屋に通い起業家の自伝を読みあさっていたそう。その数なんと数100冊!
何百冊と読むうちに、だんだんと起業家たちの行動パターンが整理され、身体化されていったと言います。
西村さんが大切にしているのが「興味関心主義」。
何かに興味関心を持ち続けられる状態が幸せな状態であり、興味関心は「体験」から生じてくるもの、と考えを突き詰め、「体験」を贈るという事業アイデアに行き着いたそうです。
後半はパターンを切り口により具体的に企画のコツを伺います。
西村さんに事前に挙げていただいたのは、下記の3つ。
・「体感判断」
・「ひとことで言う」
・「一緒につくる」
「一緒につくる」について、新しいアイデアを得るために、情報が集まる仕組みを意識的につくっているとのこと。実際に体験して「体感判断」して、実現のために周りにしつこく言う。しつこく言うために「ひとことで言う」ようにする、と3つのパターンのつながりから、西村さん流のパターン「しつこく言う」が引き出されました。
ジェネレーターの中川も、今の時代はゼロからの企画はほとんどなく、組み合わせや重ね合わせが大切、情報を得るために、自分が何に興味関心を抱いているのか、周囲に発信することも大切と重ねます。
参加者からも「どうやって人を巻き込んでいくのか?」「興味関心をどう行動につなげていくのか?」と活発に質問が飛びます。
「自分の心地いいこと」
「欲望と直感を言語化する」
「関与する人が一人でも多く豊かさを感じられるようにする」
最後に西村さんの企画の哲学を伺い、締めくくりました。
実際にパターンを使ってコツを読み解いていった第2回、もともと起業家の行動パターンに学んでいたという西村さんの特徴もあり、パターン以外にも企画のコツ、キーワードに溢れる回となりました。
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【LABO@LEAGUE第3期『プロジェクトデザイン』ラボ】
今注目のビジネスの仕掛け人、経営者をゲストに迎え、リアルな企画のケーススタディとして、受講者の皆様が知りたい企画のノウハウを引き出します。
最終的にはグループコーチングを通して、日頃の実務への落とし込みを一緒に考えます。
受講のご案内はこちらから
-講座費(全4回):30,000円 / LEAGUE会員24,000円
単回8,000円(6,500円)
-各回19:00-21:30/150分
-定員 :20名
-会場 :INBOUND LEAGUE(新宿三丁目駅E1出口から徒歩2分)
<参加のメリット>
・今注目のビジネスの仕掛け人から直接企画のナレッジを学べる
・今後も企画のナレッジを学び続けるメソッドを得られる
・講師、ゲスト、他の参加者とのゆるやかなつながりを得られる
<ジェネレーター>
中川 敬文 (Keibun Nakagawa)(UDS株式会社 代表取締役)
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第1回 7/18(水):「プロジェクト・デザイン・パターン」
ゲスト: 井庭 崇 (Takashi Iba)さん
(慶應義塾大学 SFC 総合政策学部 准教授 https://www.sfc.keio.ac.jp/)
((株)クリエイティブシフト 代表取締役 http://creativeshift.co.jp/)
第2回 8/1(水):「体験ギフト事業と、長期雇用を促すソウ・エクスペリエンスの働き方」
ゲスト: 西村 琢 (Taku Nishimura)さん
(ソウ・エクスペリエンス(株) 代表取締役 http://corporate.sowxp.co.jp/)
第3回 8/22(水):「場づくりを通したあたらしい価値の企画」
ゲスト: 水代 優(Yu Mizushiro)さん
(good mornings(株) 代表取締役 http://goodmornings.co.jp/company)
第4回 9/5(木):グループコーチング・振り返り+懇親会
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*開催日・内容は変更となる可能性があります。